テープ起こし・文字起こし、手書き原稿の入力代行者、関 香奈枝

『口癖の心理学』を読んで、テープ起こし・文字起こしと関連する口癖三つについて調べました。

 
Reviewと書いてあるブロックが並んでいます。
この記事を書いた人

1977年11月、神奈川県横浜市生まれ。
地方公務員として保健所勤務、派遣社員として病院勤務を経て2013年9月起業。取材や講演会、セミナーなどの音声を文字化し、それらを活用したい人々に向けて文書を制作している。前職の経験を生かし、医療系、行政系を得意としている。趣味は洋裁、読書。

この記事を書いた人

1977年11月、神奈川県横浜市生まれ。
地方公務員として保健所勤務、派遣社員として病院勤務を経て2013年9月起業。取材や講演会、セミナーなどの音声を文字化し、それらを活用したい人々に向けて文書を制作している。前職の経験を生かし、医療系、行政系を得意としている。趣味は洋裁、読書。

この記事を書いている人 - WRITER -
自己紹介 1977年11月、神奈川県横浜市生まれ。 地方公務員として保健所勤務、派遣社員として病院勤務を経て2013年9月起業。取材や講演会、セミナーなどの音声を文字化し、それらを活用したい人々に向けて文書を制作している。 前職の経験を生かし、医療系、行政系を得意としている。 趣味は洋裁、読書。

こんにちは。カナ文字工房の関香奈枝です。
今回は「『口癖の心理学』を読んで、テープ起こし・文字起こしと関連する口癖三つについて調べました。」というテーマで、話を進めていきます。

テープ起こし・文字起こしではケバ取りといって口癖や無意味語を省きながら発話を文字化していくのですが、まずはどの発話が口癖なのかを聞き取ることに集中して作業しています。

おおむね、何度も出てくる言葉かつ文脈とは無関係な言葉は口癖であることが多いです。
実務では、例えば以下のような口癖が登場します。
・要点を言ってないのに「要するに」を連発
・やたらと「えーと」「あのー」といった無意味語が出てくる
・「なるほど」が多い
・「やっぱり」「だから」が不要な箇所で使う

あなたも、周囲の人たちのそうした口癖に遭遇することはありませんか?

私は文脈とは関係のない口癖が出てきたときに、この人はどうしてこう言うんだろう?と興味があったのですが、調べることなくそのままにしていました。
けれど2021年10月になって図書館で借りた本、『口癖の心理学』(千石涼太郎 著、柏艪舎)で口癖に興味を持ちました。

そこで今回は『口癖の心理学』の引用から、三つの口癖の裏側についてまとめてみたいと思います。
この記事を読むとご紹介する三つの口癖の裏側についての一つの考えを見ることができますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら幸いです。

注意

今回、書籍から引用する文章については『記者ハンドブック』表記とは異なりますが、書籍のまま記述します。
私が書く文章は『記者ハンドブック』表記に準じますので表記揺れいたしますが、ご理解のほど、よろしくお願いします。

 

今回取り上げる口癖3種

あのー、えーとなどの無意味語

テープ起こし・文字起こしの実務経験がある人ならば、必ずケバとして意識する言葉ですね。
(参考記事:ケバ取り、ケバを残した素起こし、それぞれ起こし方の注意点)

実務以外では気にする必要はないのですが、私の場合は職業病というか、ニュースなどを見ていると発話に出てくる「あのー」「えーと」といった言葉が気になって本来の話の内容が入ってこなくなるときがあります……。
人の話をよく聞こうとするのは結構ですが、実務以外では不必要な注意力なので適度に切り替えたいものですね。
さて、この口癖を言うときの人間の心理は何でしょう?

話がまとまってない。自身がない。何をどうやって話していいのか、迷っている。そういうときに、「あのう」や「え~」「え~と」が顔を出します。
(中略)
彼らは頭が悪いわけでも無能なわけでもありません。
緊張を解き、警戒心をなくさせれば、きっと実力を発揮するはずです。

『口癖の心理学』(千石涼太郎 著、柏艪舎)58ページより

以前私はあなたの話し方を少し変えて不要な言葉を削除して話すだけで、賢く見られるようになりますという記事で「あのー」「えーと」を少なくするほうが賢く見られると書きましたが、今回本の文章を読んで「あのー」「えーと」が多い人は、その人なりに一生懸命話そうと頑張っているんだなと考えを改めました。
時間の許す限りではありますが、これからは「無意味な言葉はやめてほしい、早く要点を話してほしい」などと思わず、人の話を聞けるようになりたいです。

 

要するに、要は

本来は、相手の説明を要約したり確認する必然性があるときに使われる言葉ですね。
けれど、なぜかそういった必要がないときでも「要するに」「要は」を連発する人がいます。

こういう口癖(要するに、要は)のある人の本音は「あれこれいわれなくてもわかってる。オレのいうことより「自分が常に正しい」、「私がまとめる」という意識が高いのは間違いのないところです。
(中略)
そんな彼らと接するときに大切なのは、「(彼ら自身の)満たされていない気持ち」を自分にぶつけられないように、さらりと受け流すこと。

『口癖の心理学』(千石涼太郎 著、柏艪舎)24ページより。(一部、意味が伝わるように加筆してあります)

「要するに」「要は」は、無意識ではあるものの、話のまとめ役になりたい人の口癖のようです。

お勤めをしていたときに先輩職員の中にやたら「要するに」「要は」を言う人がいたのですが、全然要してないなあと心の中で思っていたものです。
私の個人的な感覚ですが、割合と年配の方が多いように思うのですが、気のせいでしょうか。
私ももしかして言っているかもしれないので、気を付けようと思います……。

 

なるほど、なるほど

本来は相手の言葉に同意する気持ちを表したり、他人の言葉を受け入れて自分も同じ意見であることを示す言葉です。
ところで、相手の言葉に同意したり他人の言葉を受け入れていないのに「なるほど、なるほど」を繰り返す人っていませんか?
テープ起こし・文字起こしの実務をしていると、聞き手がやたらと「なるほど、なるほど」と連発するような……。
彼らの頭の中は、一体どのようになっているのでしょう?

(書籍より引用)
「なるほど、なるほど」を連発する人のなかには、「本当にわかっている」のではなく、「わかったつもり」になっているために「そんなことわかってるって、次の話にうつろうぜ」と思っている人がたくさんいます。
(中略)
(彼らが)考えているのは、次に自分が話すことと、そのタイミングです。
彼らは相手の深い考えや、心情を理解しようとしません。
仕事条の浅い付き合いならいいですが、深くお付き合いをする対象としては、選ぶべき人ではないと思います。

『口癖の心理学』(千石涼太郎 著、柏艪舎)28ページより。(一部、意味が伝わるように加筆してあります)

うわ、著者の方、手厳しいっすね。
私の知り合いにもやたらと「なるほど、なるほど」を言う人がいますが、あまり私の気持ちを考えてくれないので一緒にいるのがつらい相手だったのを思い出しました。
また、口癖だけでほかの人から「あいつとは深く付き合いたくない」と思われてしまうのは損なので、「なるほど」を使うときは自分も相手の言葉に同意するという本来の意味のときに限定しようと思います。

 

今回ご紹介した書籍

 

-----------------------------

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が、あなたの何かに役立てば幸いです。

もしあなたがほかのテープ起こし・文字起こしの作業に役立つ記事を読みたい場合、こちらもクリックしてみてください。

 

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1人の購読者に加わりましょう

この記事を書いている人 - WRITER -
自己紹介 1977年11月、神奈川県横浜市生まれ。 地方公務員として保健所勤務、派遣社員として病院勤務を経て2013年9月起業。取材や講演会、セミナーなどの音声を文字化し、それらを活用したい人々に向けて文書を制作している。 前職の経験を生かし、医療系、行政系を得意としている。 趣味は洋裁、読書。

Copyright© カナ文字工房Official Site , 2021 All Rights Reserved.