自分の話し方に自信がない人、必見!人さまの声を自分でテープ起こし・文字起こしすると自分の話し方を改善でき、人前で話すことに自信が持てるかも?

こんにちは、カナ文字工房です。
今回は「自分の話し方に自信がない人、必見!人さまの声を自分でテープ起こし・文字起こしすると自分の話し方を改善でき、人前で話すことに自信が持てるかも?」というテーマで、話を進めていきます。
あなたは、ご自分の声を録音して聞き直したことはありますか?
きっと多くの人が、自分の声だと思っているものとの違いに驚いたことでしょう。
それには、以下の理由があります。
「声や音は耳の鼓膜で聴くもの」と思いがちですが、こんなふうに、頭蓋骨などの骨を震わせて聴覚神経に伝達するのが「骨導音(こつどうおん)」です。
これに対して、空気を震わせ、鼓膜を通して伝達するのは「気導音(きどうおん)」と呼ばれています。
(中略)
ちなみに、自分が聴いている自分の声は、気導音と骨導音が混合したもの(自分が話している時に耳の周囲を触ると頭蓋骨が振動していることがわかりますよ)。
カセットなどに録音した自分の声に違和感を感じたりガッカリした経験は誰にでもあると思いますが、それは骨導音がないためなのです。
引用元:Pioneer、公式ホームページ「第3章 音のみらい 骨導音と気導音」より(https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/museum/oto/03_a02.html)
録音した自分の声は嫌いで聞きたくない、なんて思っていませんか?
実はこの自分の声を録音してテープ起こし・文字起こし原稿にすることは、話し方の改善につながります。
アナウンサーも講演家も、心理カウンセラーも、いきなり上手に話ができるようになるわけではありません。
録音を聞き直して改善点を発見したり、上司や自分の上位の人に改善点を確認したりして修正していくとのことです。
でも自分の声なんて聞きたくないあなたには、大変苦痛な作業ですよね。
そこで今回の記事では人さまの声を書き起こすことによってできる話し方改善のヒントを記しますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらうれしいです。
話し方の改善のため、つらい努力を続けていませんか?
あなたは自分の話し方を改善するために、以下のようなさまざまな努力を重ねてこられたことでしょう。
私自身も話し方を改善したくて、以下の努力をしたものです。
・話し方についての本をたくさん読んでみる
・交渉術の通信講座を受けてみる
・話し方教室に通う
・心理カウンセリングを受ける
さまざまな改善法を試して何とか相手に理解されたい、分かってもらいたいと思って努力しては理解されない日々。
そしてそれらの努力が実らないことでさらに自己肯定感が下がっていくのは、もっとつらいことでしょう。
もう誰とも話したくない、人前では黙っていたいと思ってしまうかもしれません。
それは孤独で、大変つらいことですよね。
私自身の話し方改善の体験
私も幼少時に言葉の発達が遅れていたため、発話訓練を受けても、大人になっても話し方にはコンプレックスがありました。
一生懸命話すのですが、あまりにも相手に理解してもらえないことが続いたのです。
もしかして私には嫌われ者の遺伝子を受け継いでいて、努力したって無駄なのでは?と途方に暮れておりました。
でもテープ起こし・文字起こしを職業としてするようになって5年ほど過ぎたころ、お客さまや知り合いから「あなたの話し方、分かりやすい」と褒められることが増えてきました。
私は当時、特に何も思っていなかったのです。
けれども、明らかに行政職員をしていたころとは周囲からの評価が変わっている……。
なぜなのだろう?と思い、さまざまな本を調べたり検索したりして私は確信したのです。
テープ起こし・文字起こしを継続することで、自分の話し方の改善につながると。
なぜテープ起こし・文字起こしをすることが話し方の改善につながるの?
話し方の改善につながるテープ起こしの処理方法、「ケバ取り」!
テープ起こし・文字起こしをするだけで話し方の改善につながるのはなぜなのだろう……。
私は、その理由を探し始めました。
そしてテープ起こし・文字起こしの処理方法「ケバ取り」、そして自分の話し方を振り返ることが、話し方の改善につながることに気付きました。
このケバ取りとは、えー、あのー、などの意味のない発話、必要のない繰り返し、口ぐせなどを削除して書き起しをする方法のことです。
テープ起こし・文字起こしの原稿を作成する際、ほぼ8割はこのケバ取りをする方法で処理しています。
テープ起こし・文字起こしを仕事にする前の私は何が無駄な言葉だと知らなかったので、大変勉強になりました。
そして私は人さまの音声をテープ起こし・文字起こししているうちに、自分の話し方でも「この言葉は、ケバだから黙っとこう」、「この言葉、ここで繰り返していいのかな?」、「この口ぐせって、文脈と合ってないな」と気付くようになり、少しずつ話し方を改善することができたのです。
プロのアナウンサーも、話し方の改善のために自分の録音を聞き直している!
私は話のプロ、アナウンサーはどうしているのだろうと思って本を調べているうち、以下の文章を見つけました。
私はこれを読んだとき、大変驚いたものです。
上達するのに最も重要で、最も忍耐の必要なコツです。
それは、「どんなに嫌でもあなたが話している様子を録音してチェックする」習慣をつけることです。
引用元:『心に届く話し方 65のルール』(松本和也 著、ダイヤモンド社)
リンク
プロのアナウンサーと言えば、私たち一般人から見たら話のプロであり、もう何も努力しなくても聞きやすい話ができる人たちに見えます。
けれど上記文章を読んで、彼らだって生まれつき話し方が上手なわけではなく、努力してあの話し方を身につけていたのだと分かりました。
しかし自分の声を聞きたくない場合には大変抵抗があるものですし、つらくて挫折してしまうかも……。
でも人さまの生の声を聞いて文字化している私は、思いがけず話し方の改善ができている……。
それならケバ取りのルールを知り、人さまの声をテープ起こし・文字起こしを続ければ、アナウンサーなどの話すプロではない一般の人でも話し方の改善ができるのでは?と考えました。
テープ起こし・文字起こしのケバ取りのルールを知るメリットとは?
ケバ取りのルールを知ってテープ起こし・文字起こしを続けると、以下のメリットがあります。
・相手の聞く負担を減らせるため、自分の話を理解してもらいやすくなる
・話が長くて苦情を受けていたのが、話す時間が短くなって苦情が減る
・自信がついて、スピーチを頼まれても心に余裕ができる
・人前で話す際、優秀な人として尊敬されやすくなる
・インタビューが上手な人の技術を取り入れられ、今よりもっと質の高い記事が書けるようになる
・人さまの声でテープ起こし・文字起こしをすれば、自分の声を聞く必要がない
・相手の話を遮らずに聞く練習になる
ご自分の好きなドラマのセリフをテープ起こし・文字起こしすれば、楽しみながら話し方の改善につながるかもしれませんね。
以前私はうつ状態のために心理カウンセリングを受けていたことがありますが、韓国ドラマのせりふをまねすると会話の質が上がると教わりました。
もしあなたが韓流ドラマがお好きな場合は、テープ起こし・文字起こししてみるのも一法です。
個人的には、時代物のドラマが作業に適していそうだなと思いますが、ご自分のお好みのもので試してみていただければと思います。
具体的なケバ取りのルールを知りたい場合は?
ケバ取りのルールを知るには、以下の方法があります。
・テープ起こし・文字起こしの本を読んで、実際に何らかの音声をテープ起こし・文字起こししてみる
・テープ起こし・文字起こしの何らかの講座を受けてみる
・文字起こし技能テストを受けてみる
これらは主に書籍やネット記事用原稿を作成するためのものですが、ケバ取りのルールを知るには十分役立ちます。
私が実際に手に取ったことのある書籍は、以下のものがありますので参考にしていただけたらうれしいです。
私自身は読んでいないのですが、前述の書籍の後継版ですので参考にしていただけたらうれしいです。
このホームページ内の別記事にもケバ取りのルールを記しましたので、参考にしていただけたらうれしいです。
お忙しいあなたや自分の話し方の改善点を直接知りたいあなたは、どうすれば?
もしあなたが話し方改善のためにテープ起こし・文字起こしを利用してみたい場合、ご自分で頑張って作業するのが一番話し方の上達が早いです。
しかも人さまの声を聞くのですから、自分の声を聞く必要はありません。
一人でできることですから、誰にもばれずにこっそりと話し方の改善ができます。
でも、お忙しいあなたにはテープ起こし・文字起こしする時間が取れないですよね。
プロのテープ起こし・文字起こし代行者でも60分音声を起こすのに丸一日かかることがほとんどですから、お仕事や家事もしなければならないあなたには負担が大きいかもしれません。
それにあなたが人さまの声をテープ起こし・文字起こしするだけでは、ご自分の言葉でどの部分がなくても大丈夫なのかはよく分からないかも。
そんな場合は、手がける音声を短く区切ると気楽に取り組めます。
例えば1時間音声のうち5分ぶんを手がけてみる、といったところでしょうか。
何か新しいことを覚えるのと同じように少しずつされるのも、取り組みやすくなる工夫の一つです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が、あなたの何かに役立てば幸いです。
ほかにも話し方の工夫を知りたい場合は、ほかの記事もお読みいただけたらうれしいです。