読点(、)をどこで打つかで文章の意味が変わると知っておくと、意味の伝わる記録を残せる

こんにちは、カナ文字工房の関 香奈枝です。
今回は、「読点(、)をどこで打つかで文章の意味が変わると知っておくと、意味の伝わる記録を残せる」というテーマで話を進めていきます。
あなたは文章をしたためるときに、句読点の位置について深く考えてつけていますか?
私はテープ起こし・文字起こしを生業とする前は、考えなしに使っていました。
この句読点の位置が少しでも違うと文章の意味が全然違って伝わってしまいますので、注意深く表記していくことが大切です。
この記事を読むと、句読点の位置が違うだけでどのようなことが起こるのかが分かりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらうれしいです。
句読点の位置の違いで意味が変わる文例
・ここではきものをぬいでください。
例1 ここでは、きものをぬいでください。
例2 ここで、はきものをぬいでください。
着物を脱ぐのか、履物を脱ぐのか、どっちなのか迷ってしまいますね。
・ここでもう回してみよう。
例3 ここで、もう回してみよう。
例4 ここでも、う回してみよう。
もっとハンドルなどの回転するものを回すのか、道を迂回(うかい)するするのかがよく分かりませんよね。
例1~4のように、句読点の位置が変わると文章の意味がまるで変わってしまいます。
テープ起こし・文字起こしは発言の記録をするものですので、発言者が言っている意味と違う記録を残してしまっては大変なことになってしまいます。
なので、句読点の位置は慎重に表記したいなと思う、今日このごろです。
「原稿をチェックする際に少し立ち止まって、話者が本当に伝えたい意味がきちんと伝わるかどうかをよく確認すること」と、師匠から口酸っぱく言われたのを思い出したので、本日の記事を書きました。
今回も、最後までお読みいただきましてありがとうございました。
この記事が、あなたの何かに役立てば幸いです。