テープ起こし・文字起こし、手書き原稿の入力代行者、関 香奈枝

苦手な声質の音声でテープ起こし・文字起こしに取り組むときの対処法の例

2021/05/02
 
女性の口元の写真です。
この記事を書いた人

1977年11月、神奈川県横浜市生まれ。
地方公務員として保健所勤務、派遣社員として病院勤務を経て2013年9月起業。取材や講演会、セミナーなどの音声を文字化し、それらを活用したい人々に向けて文書を制作している。前職の経験を生かし、医療系、行政系を得意としている。趣味は洋裁、読書。

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1977年11月、神奈川県横浜市生まれ。
地方公務員として保健所勤務、派遣社員として病院勤務を経て2013年9月起業。取材や講演会、セミナーなどの音声を文字化し、それらを活用したい人々に向けて文書を制作している。前職の経験を生かし、医療系、行政系を得意としている。趣味は洋裁、読書。

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自己紹介 1977年11月、神奈川県横浜市生まれ。 地方公務員として保健所勤務、派遣社員として病院勤務を経て2013年9月起業。取材や講演会、セミナーなどの音声を文字化し、それらを活用したい人々に向けて文書を制作している。 前職の経験を生かし、医療系、行政系を得意としている。 趣味は洋裁、読書。

こんにちは。カナ文字工房の関香奈枝です。

今回は、「苦手な声質の音声でテープ起こし・文字起こしに取り組むときの対処法の例」について、話を進めていきます。

苦手な声の音声に取り組むとき、作業しにくく感じてしまうことがあります。

私の場合、苦手な声質の音声に取り組んでいると過去にあった嫌なことを思い出してしまい、恐怖や不安などのマイナス感情になってしまうのです。

特に音声内容がけんかしている場面だったり誰かが叱られているものだったりすると、とても気分が滅入ってしまうこともあります。

音声の人を直接知らないのに、どうしてマイナス感情になるのでしょうか?

気分を楽に保ちながら作業をする方法には、どんなものがあるのでしょうか?

この記事をお読みいただくと音声によって気分が落ち込む理由とその対処法の例が分かりますので、最後までお付き合いいただけたらうれしいです。

 

そもそも、苦手な声を聞くと気分が落ち込むのはなぜか?

人間の脳には、扁桃体(へんとうたい)という部分がありますが、これは好き・嫌いといった感情をつかさどる部分です。

私たちの情動は、扁桃体の働きが大いに関係します。

扁桃体は怖い表情や悲しい表情、怒った表情で刺激されて嫌悪感情を引き起こします。

ほかにはピリピリ・トゲトゲする周波数の高い声や、強い調子の声なども扁桃体を興奮させ、嫌な感情がわく原因となります。

声の状態で感情をつかさどる扁桃体が刺激されるため、聞き手は音声を聞いている人や話している内容に関係なく恐怖や不安などのマイナス感情にとらわれてしまうのです。

いったん気分が落ち込んで作業がしにくくなると、その後の作業やほかの案件にも影響してしまいます。

作業を少しでも楽にできるよう工夫することは、自分の心や体を守るためには大切です。

 

どうしたら扁桃体の興奮を鎮め、気分を楽にできるのか?

ここまで、顔の表情や音声によって人間の感情をつかさどる脳の扁桃体が興奮し、恐怖や不安などのマイナス感情が引き起こされることを説明しました。

ここからは、どのようにすれば扁桃体の興奮を鎮め、少しでも気分が楽に作業をすることができるかを説明していきます。

 

対処法1:笑顔か穏やか顔の写真やイラストを時々見ながら作業をする

もし自分が苦手な声の話者だった場合、またピリピリ・トゲトゲした声の調子の場合、扁桃体が興奮して嫌な感情を作り出すために作業がつらく感じてしまうことがあります。

嫌な感情にとらわれてしまったときは、笑顔か穏やか顔の写真を画面に表示してみることで、気分を落ち着けながら作業をすることができます。

 

なぜ笑顔や穏やか顔の写真を見ると気分を落ち着けることができるのでしょうか?

その理由は、扁桃体が持っている顔反応性細胞の働きと関係があります。

顔反応性細胞は、嫌な表情を見るとイライラ・不安といったネガティブな感情を作り出すよう扁桃体に働きかけますが、笑顔や穏やか顔を見ていると安心・穏やかな気分などのポジティブな感情を作り出すよう働きかけます。

そして扁桃体の興奮が静まり、その結果、嫌な感情を楽にすることができるのです。

テープ起こし・文字起こしをするのに感情の上がり下がりは原稿の仕上がりにとても影響しますから、体や心への負担を軽くするためにぜひ笑顔や穏やか顔の顔写真やイラストを時々見ながら作業をしてみるのは一つの方法ではないかと思います。

 

どこから顔写真やイラストを手に入れるのでしょう?

用意する顔写真やイラストはネット検索で入手しても、書籍の写真やお手持ちの写真から入手しても構いません。

見ていてご自分の気分が落ち着いたりする写真や、イラストを探してみましょう。

顔写真やイラストは、話者とは別人でも、あなたの好きな芸能人や尊敬する歴史上の人物、ご家族やお知り合いのものでも問題ありません。

イラストであればご自分で描いてもいいし、好きなマンガのキャラクターも楽しいですね。

 

※顔写真やイラストの表示方法

顔写真やイラストは、PCモニターの片隅に表示させておきましょう。

また、スマートフォン端末へなどで表示させたり、写真をプリンターで印刷したりしてPCモニターのそばに置いておく方法もあります。

PCモニターを複数お持ちであれば、テープ起こし作業している画面とは別の画面に写真を表示するのも有効です。

笑顔や穏やか顔の顔写真やイラストがあることで感情を楽にするのと同時に、「話しているのは私にではなく、この写真の人だ」と自分に言い聞かせることもできます。

そして、自分の苦手な人との嫌な出来事を思い起こして気分がつらくなることが減ってきます。

 

対処法2:発話の音程を変える

先ほど紹介した顔写真を見る方法とは別に、音声の音程を変えるのも一つの方法だと思います。

先ほどご説明しましたように、脳の扁桃体は声の調子によって興奮して嫌な感情を発生させることがありますので、その声の音程を変えることで嫌な感情を引き起こす刺激を少しでも弱くすることができるのです。

多くの書き起こし専用ソフトには声の音程を変えるボタンがありますので、音程を変えて作業をしてみましょう。

すると自分が苦手な声質とは違った刺激になるため、作業がしやすくなります。

私の場合、写真を見ながら作業するのを併用することで効果を感じられました。

ただし音程を極端に変えてしまうと男女の区別がつきにくくなるので、その点だけは気を付けましょう。

もとの音声と音程を変えたときの音声の違いをあらかじめ確認して話者の区別をはっきりとさせておくと、作業がしやすいです。

 

対処法3:テープ起こし・文字起こし作業が終わったら、自分の気分や体調が楽になる音声を聞く

音程を変えてテープ起こし・文字起こしをする方法に加え、さらに自分の気分や体調が楽になる音声を聞くのも一つの方法です。

これは私自身がテープ起こし・文字起こしを開業したばかりのころの経験ですが、苦手な声質の案件を納品直後に動きたくないと思うほどの肩こりと気分に落ち込みに見舞われたことがありました。

その日はほかの案件はなかったのでお休みでき、しっかりと休みました。

けれども毎回お休みが取れるとは限りません。

なるべく体調を維持するために対処法を考える必要があります。

一体どうしたものか……、私は扁桃体が興奮する状況をなるべく早く終わらせるために実験をしました。

笑顔のイラストを見つつ、とあるYoutuberの方の音声を聞いてみたのです。

そうしたら、あら不思議、肩こりや気分がとても楽になりました。

きっと私の扁桃体はその声の主を、とても気に入ったのでしょう!

この体験から、私は体調が優れないときにはその声の主の話を聞いてから1日を始めるようにしましたところ、気分の落ち込みや体調の悪化を防ぐことができるようになってきました。

どなたにでも合う方法かは分かりませんが、もしよろしければご自分にとってお気に入りの声を探しておいてみてください。

きっとそのお気に入りの声は、体調が優れないときでもあなたの力になってくれることでしょう。

 

この記事を書いたきっかけ

以前、私は苦手な声質の音声、しかも内容はけんか中という強い刺激の案件に取り組むことがありました。

声の主たちは私を攻撃しているわけではないと分かっていても、どうしても作業中に自分が話者に罵倒されているように感じて非常に気分が落ち込んでしまったのです。

このときは顔写真を見る方法や音程を変える方法、お気に入りの声を聞いてケアする方法を知らなかったので、とにかく辛抱して作業しました。

作業を一生懸命しているにも関わらず、作業が終わるまでとても時間が長く感じたものです。

何とか作業は無事に終わったものの、とても疲れてしまったことを覚えています。

この体験から、私は苦手な声の音声に取り組む際に少しでも作業が楽にできる方法を考えなければならないと思いました。

顔写真を見たり音程を変えたりする方法が分かってからは、以前よりも楽な気分で作業を終えることができるようになりました。

その後、別の案件に取り組む際にも問題なく作業ができるようになり、大変助かったのを覚えています。

作業にかかる時間に差はありませんでしたが、気分や体調を保ってお仕事をするためには必要な工夫だったかなと思います。

もし音声の刺激で恐怖や不安などのマイナス感情になりやすい方は、この記事でご紹介した方法を試されてみるのも一法です。

本来、上記に挙げたことをやらなくても作業できるようにしたいものですが、私はまだまだ人生修行が足りないようなのでこれからも精進していきたいと思います。

 

今回の記事の引用元

私は以下のサイトから、上記の方法を思いつきました。

参考にしていただけたら、うれしいです。

引用元

PRESIDENT Online(https://president.jp/articles/-/22881?page=1)

日経ヘルスUP健康づくり(https://style.nikkei.com/article/DGXNASFK0203P_S3A201C1000000?page=3)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が、あなたの何かに役立てば幸いです。
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もしあなたが自力でテープ起こし・文字起こしを楽に行う方法を知りたい場合は、ほかの記事も合わせてお読みいただけたらうれしいです。

 

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