同音異義語にご用心ください

こんにちは。カナ文字工房です。
今回は「同音異義語にご用心ください」というテーマで、話を進めていきます。
日本語には、発音は同じだけど意味が違う言葉である同音異義語が多いですよね。
発音もアクセントも同じなのに全く違う言葉が出てくると、変換間違いがないように気を付ける必要があるため神経を使います。
どんな同音異義語があるのかを知っておくことは、正確な表記を行うには大切なことです。
この記事を最後まで読むと同音異義語の例と書き分けるコツを知ることができますので、最後までお付き合いいただけたらうれしいです。
同音異義語の例
1 読み「おしょくじけん」
ニュースを聞いていたら、思い浮かびました。
・汚職事件
・お食事券
2 読み「つっこみ」
お笑いの音声を聞いているときに、どっちの表記かな?と考えています。
・ツッコミ(お笑いの)
・突っ込み(穴に入れるの意)
3 読み「しゅうそく」
新型コロナウイルス感染症が流行してからは、特に多く出ました。
最初はどちらの表記にするか迷ったのですが、文脈を理解すると迷わなくなりました。
・収束
・終息
ほかにもありますが、あまりにも多いのでご自分でも調べてみていただけたらうれしいです。
同音異義語を正確に書き分けるコツ
・言葉の意味を辞書で調べてから表記する
音声内で出てきた言葉の意味を、面倒がらずに調べてみましょう。
すると、意味に合った漢字表記を見つけることができます。
ネット検索でも十分漢字表記を見つけることはできますが、『広辞苑』(書籍版)や電子辞書やATOKのプラグインでも調べることができますので取り入れてみると作業効率が上がるかもしれません。
『広辞苑』は百科事典の代わりにもなりますので、一般的な言葉や人名を調べる際にはこれ一つで事足りることが多いです。
『広辞苑』は、ATOK版も販売されています。
紙の辞書をいちいち開かなくても、言葉を入力して変換キーを押したのちにEndキー(MS-IMEスタイルを使っている場合はCtrlキー+Endキー)を押すと、辞書内容が画面に表示されます。
電子辞書は、PCモニターが1枚しかないときに便利です。
私は行政職員だったときに保健所で難病の方々へ医療券を発行する担当をしていましたが、医療職の方々との職務上、必要に迫られたので医学系辞書が充実しているものを購入しました。
しかし当時購入したものは辞書をあとから追加できなかったため、あとから好みの辞書を追加できるタイプのものを購入できたほうがのちのち便利だったなとちょっと後悔。
もしあなたがこれから購入しようと思っているのであれば、あとから辞書を追加できるもののほうが役立つと思います。
・例文をメモしておく
絶対にしなければならないことではありませんが、ネット上や書籍などから例文を探して自分でまとめてメモしておくのも一つの方法です。
手間は掛かるのですが、文章を読んだだけのときよりも自分でまとめたもののほうが暗記しやすいです。
だんだん増えていく例文に、自分でも充実感を得られるのもメリットです。
Excelでまとめておくと、あとでソートしたり検索したりすることができて便利です。
この記事を書いたきっかけ
この記事の案を思いついた当時、2021年4月26日から奈良県がGo Toイートの食事券を追加販売し、感染が拡大している状況を考慮すべきだったなどとして急遽、販売を一時停止することを決めたとニュースが流れました。
その際、食事券という言葉を連発して聞いていたら汚職事件のニュースも同時に思い出してしまったため、これは同音異義語について紹介しようと思いつきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が、あなたの何かに役立てば幸いです。
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