教科書に出てこない郷土の歴史案件を手がける場合、図書館や郷土資料館のホームページが便利です

こんにちは。カナ文字工房です。
今回は「教科書に出てこない郷土の歴史案件を手がける場合、図書館や郷土資料館のホームページが便利です」というテーマで、話を進めていきます。
私が図書館や郷土資料館のホームページ利用した際の具体例
利用の具体例としては、以下が挙げられます。
・地名、人物名などの固有名詞
・その土地に伝わる歌の歌詞
・歴史的事実の確認
・その土地の伝説
・お祭りの起源
知らない土地の知らない言葉を検索するのには、忍耐が必要です。
とても時間がかかります。
なぜなら、人間は知らない言葉を聞き取ることはできないからです。
有名なもの以外は検索してもなかなか上位にヒットしないことが多いですから、ページを探しているうちにあっという間に時間が過ぎていきます。
作業時間の全体のうち、3分の1ほどを検索に費やしたこともありました。
さて、どうしたら早く用語検索が終わるだろうと思っていろいろ試してみましたが、手がけた案件の中で聞こえた単語を組み合わせて検索すると、検索結果の上位表示をさせやすくなるようです。
あまり有名でない人物の名前も、地元の郷土史研究会の方々のホームページやブログから単語を探し、そして図書館や郷土資料館のホームページから正しい用語を見付けていくことを繰り返すことで、私はなんとか該当する単語を当てていきました。
地元近くの歴史であれば、直接図書館や郷土資料館に出向くのも手
あまりにもマイナーな史実や、その土地独特の風習、歌、道具などは、ネット上に掲載されていないことも多いです。
しかし図書館や郷土資料館に直接行くと、その手がかりをつかめることがあります。
図書館であれば司書の方が検索の相談に乗ってくれますし、郷土資料館にはガイドのボランティアさんがいることも多いので、直接質問できるのがメリットです。
しかしあまりにも遠い場所に行くわけにもいきませんので、ご自分が行くことのできる場合にしか使えないのがデメリットです。
全ての場所に出掛けていくわけにいきませんので、納期までの時間や体力、旅費などを考えて直接出向くかどうかを決めるのも一法です。
また、新型コロナウイルス感染症にかからないようにするためにも、健康状態に問題がないことを確認してから出掛けることをおすすめします。
実際、私は何度か直接図書館に出向き、用語を確認したことがあり、大変助かりました。
図書館や郷土資料館のホームページを利用したきっかけ
以前、教科書に出てくるような史実ではなく、地元の郷土史の案件を手がけていたときのことです。
ネット検索では音声に聞こえてくる人名も地名も出てこなくて、とても困っていました。
用語検索だけで、多くの時間が過ぎていきます。
納期に間に合うかしら……、私は、とても心配になりました。
けれど、ふと思い出したのです。
自分の利用できる地元図書館には、案件に関わる郷土資料がたくさん所蔵されていることを。
そして私は図書館のホームページを開き、見事、不明だった固有名詞を見付けることができました。
こうして私は、案件を納期に間に合わせることができたのでした。
そのときは直接図書館や郷土資料館に出向くことはなかったのですが、後日、直接出向くといろいろ説明してくれたり、資料検索を手伝ってくれることが分かったので、地元近くの案件を調べたいときには利用するようになりました。
今も、いろいろとお世話になっております。
公共施設は誰でも無料で利用できますし、せっかくこれまで税金を納めたのですから、利用しない手はないと個人的に思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。