書き起こしソフトのタイムカウンタ、動作が不安定になるのを減らすには

こんにちは、カナ文字工房の関香奈枝です。今回は、「書き起こしソフトのタイムカウンタ、動作が不安定になるのを減らすには」というテーマで、話を進めていきます。
書き起こしソフトを使っていると、タイムカウンターが不安定になることがあります。代表的なソフトはOkoshiyasu2です。イコライザーがソフトに内臓されているので、外付けイコライザーを用意できない人におすすめです。でもOkoshiyasu2使い勝手が悪くなってきました。Windowsのバージョンが上がってきたらタイムカウンターが不安定になることが増えてしまったのです。
そこで今回は、テープ起こし・文字起こしソフトのタイムカウンタの動きが不安定になるお悩みを、ある程度解決する方法をご紹介します。ただし、多少のずれが出るのが実情なので、ほかの書き起こしソフトを使われるのも一法です。できれば、有料のものが良いでしょう。しかし、この記事が書かれたのは2020年7月31日は新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減ったり、もともと貯金がなかったりして設備投資に回すお金がない方もいらっしゃると思いますので、無料で使えるものもご紹介します。
解決法1:音声変換をする
解決法1は、音声編集ソフトを使って、音声ファイルをwmaに変換してみる方法です。音声や動画を変換するのには、専用ソフトが必要です。以下に、ソフトの例を挙げます。
1 有料ソフト
ちなみに、私は『SOUND FORGE Audio Studio 11 』を使って変換しています。今、このソフトは販売されていないので、上位版をご紹介しておきます。個人的にはフリーソフトよりは有料ソフトのほうが使い勝手が良いので、投資してみるのも良いかなと思います。
ほかには『WavePad音声編集ソフト』もあります。これはExpress Scribe
を販売しているNCHソフトウェアの製品です。
動画の書き起こしのお仕事もしているのであれば、Prism動画ファイル変換ソフトもおすすめです。これもExpress Scribe
を販売しているNCHソフトウェアの製品です。
2 フリーソフト
無料のものも、ご紹介しておきます。有名どころでは、以下があります。
Realplayer
Audacity
ほかにもフリーソフトがたくさん紹介されていますが、数が多いため、掲載されているHPのリンクを貼っておきます。
K本的にフリーソフト
窓の杜
free soft 100
音声をwmaに変換すると、あーら不思議。タイムカウンタが正確に動くようになったではありませんか。ほんのちょっとした一手間で原稿の正確度が上がるのですから、タイムカウンターの不安定さを減らすためにも、面倒がらずに音声ファイル変換をすることをおすすめします。
解決法2:有料書き起こしソフトを使う
私のおすすめは、有料の書き起こしソフトExpress Scribeを使うことです。タイムカウンターがしっかり動作してくれますし、動画の再生もできるので、音声変換をする手間が省けます。テープ起こし・文字起こしを生業としたいのであれば、いつかは購入しても良いソフトではないでしょうか。
まとめ
私もExpress Scribeを使う前は、Okoshiyasu2を使っていました。無料でテープ起こし・文字起こしに必要な機能が付いているので、大変重宝なソフトだったのです。しかしWindows8.1を使いだしてからOkoshiyasu2のタイムカウンタの動作が不安定になったので、とても困りました。タイムカウンタがきちんと動かないと、正確なタイムカウンタを入力できないため、「タイムスタンプ希望」のお客様に対して正確な原稿をお渡しするのが大変だったのです。
どうしたら良いかなと思っていたら、同業の方から音声変換をすることでタイムカウンターの不安定さが減ることを教えていただきました。どなただったか忘れてしまいましたが、この場を借りて御礼申し上げます。私自身はメインの書き起こしソフトをExpress Scribeに切り替えてしまいましたが、もしOkoshiyasu2をメインで使い続けたいという方は、音声変換をして利用するのも一法です。
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私は、以下の方々へテープ起こし代行サービス、手書き原稿からの文字起こしサービス、字幕制作サービスを提供しております。