擬音語の表記は・擬態語の表記、記者ハンドブックではどう指定されている?どう表記するの?

こんにちは。カナ文字工房です。
今回は「擬音語の表記は・擬態語の表記、記者ハンドブックではどう指定されている?どう表記するの?」というテーマで、話を進めていきます。
この記事を最後まで読むと、テープ起こし・文字起こしをしている人なら一度は迷う擬音語と擬態語の表記のヒントが得られますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらうれしいです。
テープ起こし・文字起こしをする人が迷うことの一つ、擬音語・擬態語の表記方法
擬音語・擬態語について、記者ハンドブックでは以下の記述があります。
3 擬音語・擬声語
なるべく片仮名で書くが、平仮名で書いてもよい。4 擬態語
平仮名で書く。ニュアンスを出したい場合は片仮名書きしてよいが、乱用しない。(引用元:、記者ハンドブック第13版、P109)
本に向かって「一体、どっちなんじゃい?」ってツッコミを入れたくなってしまうのは、私だけでしょうか。
この指示だったら、どっちを表記しても正しいじゃないかと。
でも、テープ起こし・文字起こしを専門会社の外注スタッフとして働く場合、多くの人が同じように原稿を仕上げる必要が出てくるため、特に指示がないかぎり擬音語は片仮名、擬態語は平仮名で表記するようにルールが統一されている場合がほとんどです。(クライアントの指示によって変わるので、仕様書をよく確認してください)
擬音語、擬態語を見分ける方法は?
開業してすぐのころは間違えて表記してしまい、登録会社のチェッカーさんから「おーい、この言葉は片仮名だよ」「今度の言葉は平仮名だよ」とコメントいただくことが多発してしまった時期があったのです。
一生懸命、頭で考えても、間違いがなくならないので途方に暮れてしまいました。
そこで購入したのが『擬音語擬態語使い方辞典―正しい意味と用法がすぐわかる』です。
擬音語・擬態語の間違いが多かったときは、この書籍には随分とお世話になりました。
どんなときにどんな用法で使っているか、例文が多くあるのも本書の特徴。
おかげさまで今は、ほとんど擬音語・擬態語について指摘されることはなくなり、助かっています。
筆者の2名の方には、大変感謝しています。
まとめ
この本を使って以来、私は、以下のように分類しています。
一部例外もあるのですが、おおむね以下のようなものでした。
擬音語:耳で聞こえる音を表す言葉→片仮名表記
擬態語:状態を表す言葉であり耳で聞こえる音ではない→平仮名表記
例外の言葉は今すぐ出てこないので、申し訳ありませんが、ご自分でも調べてみることをおすすめします。
そしてもし例外が分かったら、何らかのかたちでシェアしてみてください。
その行為は、きっと誰かの助けになると思います。もちろん、私もうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、あなたの何かに役立てば幸いです。