文字起こしと聴覚障害者用日本語字幕製作者

オンラインでのインタビュー・講演会・会議を簡単に録音する方法と気を付けるべきこと

2020/09/29
 
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自己紹介 1977年11月、神奈川県横浜市生まれ。 地方公務員として保健所勤務、派遣社員として病院勤務を経て2013年9月起業。取材や講演会、セミナーなどの音声を文字化し、それらを活用したい人々に向けて文書を制作している。 前職の経験を生かし、医療系、行政系を得意としている。 趣味は洋裁、読書。

こんにちは。カナ文字工房の関香奈枝です。

今回は、オンラインでのインタビュー・講演会・会議を録音する方法と気を付けるべきことというテーマで、話を進めていきます。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン会議や講演会の開催が一気に増えました。ところでオンラインによる会議や講演会、インタビューなどで録音をしたい方は、一体どうすれば録音ができるのでしょう?実はオンラインによる録音は、それほど難しいことではありません。音質へのこだわりがなければ、簡単な機材で録音することが可能です。今回は、もし何らかの理由でオンライン音声の録音する必要があるあなたに簡単に録音する方法と、そのときに気を付けるべきことを解説していきます。

オンラインによる録音方法

ここからは実際に録音する方法をご紹介します。なお録音する際は複数の方法で録音するようにしましょう。そしてPCでうまく録音できなかった場合を考え、サブ音声として、ICレコーダーでも録音されることをおすすめします。何らかの事情でメーンの録音ができていなかったときでも安心です。

 

ビデオチャットアプリを使って録音する方法

ここからは、ビデオチャットアプリを使って録音する方法をご紹介していきます。ZOOM、Webexなどのビデオチャットアプリをご利用の場合、アプリには録音機能があります。PC上に録音できるように、録音ボタンを押しておきましょう。

ZOOM、PCで録画する場合(外部サイトに飛びます)

ZOOM、スマホで録画する場合(外部サイトに飛びます)

Webex利用で録画する場合(英語サイト)

なお、録音をビデオチャットアプリで行う際には、外付けマイクを使用することをお勧めします。PC内臓のマイクを使うと、録音したい音声が打鍵音でかき消されてしまって正確な記録が取れなくなることがあるためです。

ICレコーダーを使って録音する方法

相手側の音声をヘッドセットで聞く場合、スピーカーで聞く場合、それぞれご紹介いたします。

ヘッドセットで音声を聞く場合

正確なテープ起こし原稿制作に欠かせない!雑音なく上手に録音するコツで通話録音をする方法を以前ご紹介しましたので、そちらをご覧ください。

スピーカーで音声を聞く場合

用意するもの

ICレコーダーとハンカチなど柔らかい布

録音方法

スピーカーからなるべく近い場所にハンカチなど柔らかい布を敷き、その上にICレコーダーを置きます

ICレコーダーの録音ボタンを押し、会が終了したら停止ボタンを押します。

 

録音時の注意

事前に録音テストをされることが大事かと思います。
本番中も、時々、録音ができているかチェックしましょう。
ICレコーダーは人間の聞こえる音と一緒に環境音も拾いますので、人間やPC、エアコン、扇風機から離れた場所に設置すると雑音なく録音できます。
同居者がいる場合、周囲で車の音や工事の音など環境音がする場合、窓を開けて録音する場合は、ヘッドセットを使うことをおすすめします。

録音以外の注意

1 ビデオチャットアプリを初めて使う場合、使い方を確認しておきましょう。

併せて、ICレコーダーの録音状態も確認しておきます。テスト時にうまくできていれば、安心して会に臨めます。

2 背景に家の中が映らないよう工夫しましょう。

具体的には壁を後ろにして通話する、布地やカーテンを引く、パーティションなどを使う、ビデオチャットアプリで背景画面を設定する、といった方法があります。ご自分の利用しやすい方法を試してみてください。ちなみに私は、布のカーテンとシャワーカーテンを後ろに引いております。本格的なカーテンでなくても、布地とカーテン用クリップを使うことでもOKです。

 

なおビデオチャットアプリで背景画面を設定する場合、画像は会にふさわしいものを使いましょう。最近では、おすすめの画像がネット上でたくさん紹介されています。普段から使えそうなものをチェックしておくと良いですね。

例えば、落ち着いたお部屋の背景は受け入れられやすいようです。

 

また、自分で撮影した画像を使うこともできます。自慢の写真を背景に使うなんていうのもアリかも。

 

以下は写真がダウンロードできる、おすすめのサイトです。

写真AC

iStock

3 一人で使う端末は一つずつにしましょう。また、会の様子を撮影して使いたい場合、必ず参加者に許可を取りましょう。

一人で使う端末を一つにすると、どの人が話しているのか分かりやすくなります。逆に一つの端末に複数の人が映っていると、話し手を判別しづらくなるので疲労の原因になります。

会の様子を写真にして公開したくなることもあります。そんなときは参加者の許可を取りましょう。映りたくない人もいるものです。許可を取れない場合、画像は使わないようにしましょう。インタビューや対談では、相手方に写真を用意してもらうのも一法です。お互いに、気持ち良く通話をしたいものですね。

5 インターネット回線は通信制限のない、大容量のものを契約しておきましょう。

音声や映像の遅延があったり途切れ途切れになったりすると、聞き手に対してストレスを与えます。スムーズに通信できることは、ビデオ通話ではとても大事なことです。

以前、私が初めてビデオ通話をした際、相手がスマホ利用でかつ通信制限のある環境であったために音声が途切れ途切れになってしまいました。私は何度も聞き返しながら話を聞きましたが、本当に疲れた記憶があります。それ以来、私自身はインターネット回線の容量と機材に気を遣うようになりました。スムーズに通話環境で話をしたいと思うのですが、相手をコントロールすることはできませんので、せめて自分の行動だけはという気持ちでいます。

6 同居者がいる場合、ビデオ通話中の取り決めをしておきましょう

・ビデオ通話中である旨を表示する(例:部屋のドアノブに標識を下げる、自分の背中に張り紙をする、ホワイトボードに書いておく、など)
・話し掛けたり、PC周りで騒いだり動き回ったりしないようにしてもらう
・来客や電話に対応してもらう

7 マイクのオン・オフのショートカットキーを確認し、操作テストをしておきましょう。

万が一自分の周りで音がしたときでも素早くマイクをオフでき、ほかの参加者が静かに話を聞くことができます。また、PCでの録音がきれいにできます。以前私はとある会でせきこんでしまい、講師の方に「全員、マイクをミュートにしときましょうね」と言われてしまったことがあります……、ああ先生、勉強不足でごめんなさい。

なお、フットスイッチにマイクやビデオのオン・オフのショートカットを設定しておくと、便利です。設定方法は、USBフットスイッチを使おう!そうすればテープ起こし作業が楽に早くできるをご覧ください。

8 ヘッドセットで音声を聞く場合には、疲れにくいように、周囲の音が聞こえるように設定する

PCのマイクやイヤホンのジャックがそれぞれある場合のみ、設定可能です。設定方法は、以下の動画をご覧ください。

お気に入りのヘッドホンにはマイクがない場合、針金で口元にマイクをセットできる方法をご紹介しています。

9 キーボードの打鍵音が入らないように、録音機材からキーボードをなるべく遠い場所に置いて行う

ICレコーダーとキーボードを近くに置いておくと、キーをたたく音のほうが発話よりも大きく録音されてしまい、正確な文字起こしができないことがあります。きれいに録音するのには、ICレコーダーとキーボードをなるべく遠く離すことが必要です。そうすることで録音に雑音がぐっと少なくなり、正確な記録をすることに役立ちます。

10 休憩中は、マイクとビデオをオフにしているか確認しましょう。

休憩中にマイクやビデオをオフにできていないと、ほかの参加者に映像や音声が漏れてしまいます。私自身、とあるセミナーの休憩中にマイクをオンにしていた方がいて、その音声がずっと聞こえていました……。そんな場合はスピーカーの音声をオフにし、そっとスルーするのが思いやりかもしれません。

11 会の終了時には、退出ができているかチェックするようにしましょう。

きちんと退出できていないと、ほかの参加者に映像や音声が漏れてしまいます。退出の方法も、事前に確認しておきましょう。

この記事を書いた背景

この記事が書かれた2020年5月19日現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い国が出した緊急事態宣言により、外出自粛が要請されておりました。緊急事態宣言が出る少し前、以下のような広報が厚生労働省よりあったのです。

(引用元:厚生労働省HP

集団感染が生じた場の共通点を踏まえると、特に

1.密閉空間(換気の悪い密閉空間である)、

2.密集場所(多くの人が密集している)、

3.密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる)

という3つの条件が同時に重なる場では、感染を拡大させるリスクが高いと考えられています。

部屋をこまめに換気しましょう。また、換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けてください。

上記の広報以降、「三密(さんみつ)」という言葉が定着しました。そして三密状態になる数多くの講演会、会議、シンポジウム、トークショーなどのイベントは軒並み中止や延期となってしまったのです。一方、オンライン開催の便利さを知った人々は、次々にセミナーや講演会、インタビュー、会議を実施していきました。今後、オンラインイベントが当たり前になっていくでしょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、あなたの何かに役立てば幸いです。

私は、以下の方々へテープ起こし代行サービスと字幕制作サービスを提供しております。
得意分野は行政、福祉、医療分野(特に看護、栄養)ですが、どんな分野の案件でも承っております。

・テープ起こしをしてみてきつかった
・時間がなくて最後まで作業できない
・自分で作成した原稿のチェックをしてほしい
・ほかにも作業がたくさんあるから外注したい
・音声認識アプリからの文字起こし原稿をチェックしてほしい
・自分で撮影した映像に字幕を付けたい

このような方は当事務所までご相談ください。ご連絡、お待ちしております。

お問い合わせ:お問い合わせフォーム、電話、ファクスより承ります。
作業依頼:お見積もり、依頼フォームより承ります。

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自己紹介 1977年11月、神奈川県横浜市生まれ。 地方公務員として保健所勤務、派遣社員として病院勤務を経て2013年9月起業。取材や講演会、セミナーなどの音声を文字化し、それらを活用したい人々に向けて文書を制作している。 前職の経験を生かし、医療系、行政系を得意としている。 趣味は洋裁、読書。

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