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自分が会場録音をしてみたとき気付いたポイント、録音機材は聴衆から遠い場所に設置すると安心

2021/04/13
 
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自己紹介 1977年11月、神奈川県横浜市生まれ。 地方公務員として保健所勤務、派遣社員として病院勤務を経て2013年9月起業。取材や講演会、セミナーなどの音声を文字化し、それらを活用したい人々に向けて文書を制作している。 前職の経験を生かし、医療系、行政系を得意としている。 趣味は洋裁、読書。

こんにちは。

カナ文字工房です。

今回は、自分が会場録音をしてみたとき気付いたポイント、録音機材は聴衆から遠い場所に設置すると安心というテーマで、話を進めていきます。

もしあなたが重要な記録を文字起こしする必要があるのなら、どの録音機材を使うにしてもクリアな音質で録音できるように準備することをお勧めします。

クリアな音質で録音する理由は、聞こえない部分があると重要で記録しておくべきところが記録できなくなる可能性があるからです。

きちんと文字化できるようにするためには、全ての音声がクリアに聞こえるように録音する必要があります。

 

それでは、文字起こしのための録音機材はどのようなものを使うのでしょうか?またどのようなことに気を付ければクリアに録音できるのでしょうか?この記事では、インタビューや会議、講演会などの録音を担当される方に向けて、私が大事だなと思ったことをまとめております。

どんな録音機材があるの?

現在では多種多様な録音機材がありますから、どんなものを選ぼうかと迷ってしまいますね。

ここからは録音機材の例をご紹介します。

ICレコーダー

半導体メモリーを使う携帯用小型録音装置。

マイクを内蔵し高音質・長時間録音に対応します。

(引用元:イミダス
私が使っているものは少し機材が古いので、新しいものをご紹介しましょう。

例として、以下のような機材があります。

スマホアプリ

スマホアプリは、スマートフォン上で動くソフトウエアです。

(引用元:ARTRY

私が使ったことのあるものは、以下のアプリです。

ほかのものも使ってみましたが、ビットレートを設定でき、簡単な操作でクリアな音質で録音できたなと思えたものは、以下のアプリのみでした。

PCM録音
iOS版
Android版

PCソフトを使う

専用ソフトを使って、PCに直接録音する方法もあります。

以前、私は無料のものを使っていましたが、今は有料のものを使っています。

それぞれご紹介します。

いずれもPCにマイクをつないで録音ボタンを押すだけの簡単操作で、録音が可能です。

Audacity(無料ソフト)

現在、私は有料ソフトであるSound Forge Pro 11を使っています。

私が使っているものは少しソフトが古いので、新しいものをご紹介しましょう。

音声編集もできるので、音声を聞きやすくするのにも使えます。


同業の方から多くの好ましい評判を聞くのは、こちらです。

マイクについて

使用目的に合わせ、使い分けましょう。

マイクには録音する方向が決まっているマイクと、全方向を録音するマイクとがあります。

静かでほかの人の話し声が聞こえない場所であれば、全指向性マイクで十分です。

家電量販店などで、安価なもの手に入るはずです。


街の中やセミの声が聞こえる森の中といった環境音が多い場所でインタビュー録音する場合は、単一指向性マイクを使ったほうが発話がしっかりと録音できます。

上記マイクをスマホに接続する場合、変換プラグが必要です。

屋外で録音する場合はマイクに風が当たった音が入る場合がありますので、ジャマーを付けて風の音が入らないようにする工夫も必要でしょう。


 

 


電話録音をする場合は、バイノーラルマイクと録音機材を併せて使うと楽に、しかもクリアに録音できます。

録音機材の設置場所に注意!

録音機材を置く場所の条件です。

私は雑音が入らないようにするために、以下のポイントに気を配りながら録音機材を設置しました。

・静かである
・振動しない
・風が当たらない
・講演者が使うマイクの音が出てくるスピーカーに近い
・録音機材はなるべく床の上に、かつハンカチを敷いて置く

あるとき床の上にICレコーダーを置くことが許されず、机の上に置くしかありませんでした。

そうしたら隣の人がときどき机に組んだ足をぶつけるなどして、ちょっとした雑音が入ってしまいました……。

一瞬で音は鳴り止んだために発話の聞き取りには支障はありませんでしたが、できれば誰も近くにいない場所にICレコーダーを設置したほうが気を遣うことが減って楽なんだなと気付きました。

 

この記事を書いた背景・まとめ

先日、私はあるセミナーに参加しました。

セミナー講師の方に許可を得て、内容を録音させていただきました。

いざ録音開始!と思ったそのとき、録音する際のポイントを知っていたので、きれいに録音することができました。

おかげでセミナー終了後も内容を振り返ることができ、学んだことを身につけようというモチベーションを保つことができています。

今回のこの記事では録音に適した場所や機材など、文字起こしの経験をシェアしたいと思いまして、記事にまとめました。

録音機材の設置場所や併用するマイクの選び方で、クリアな音質で録音ができるかどうか、文字起こしに必要な発話が聞き取れるかどうかが決まります。

あなたの目的によってどんな機材にするかを考える参考になれば幸いです。

具体的な録音方法を知りたい場合は、以下の記事も合わせてお読みいただけたらうれしいです。

正確なテープ起こし・文字起こし原稿制作に欠かせない!対面や電話で雑音なく上手に録音するコツ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が、あなたの何かに役立てば幸いです。

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自己紹介 1977年11月、神奈川県横浜市生まれ。 地方公務員として保健所勤務、派遣社員として病院勤務を経て2013年9月起業。取材や講演会、セミナーなどの音声を文字化し、それらを活用したい人々に向けて文書を制作している。 前職の経験を生かし、医療系、行政系を得意としている。 趣味は洋裁、読書。

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