旧字体の表記にご用心ください

こんにちは、カナ文字工房の関 香奈枝です。
今回は『旧字体の表記にご用心ください』というテーマで、お話を進めていきます。
旧字体とは?
突然ですが、あなたは、旧字体とは一体何のことかご存じでしょうか。
旧字体とは、当用漢字で採用された字体である新字体に対し、それ以前に採用されていた字体を指します。
旧字体という名称ではありますが、現在でも使用は可能であり、企業名や人名、小説や漫画などの中で今も使用されているのです。
企業名や人名、小説や漫画などには旧字体が使われている場合があるので、文字の確認をしっかりとしてきちんとした字体で表記しなければならないということなんですね。
旧字体の例
旧字体には、例えば次のようなものがあります。
斎、齋、齊……
邊、邉、……
﨑、嵜、碕……
髙、嵩……
惠……
㐂……
冨……
ほかにもたくさんありますが、ここでは割愛します。
名前を旧字体で書く人、企業などは多く存在しますので、名前の字体をよく確認しないと、名前の文字を間違えてしまいます。
名前の文字を間違えることは失礼に当たりますから、絶対にしないようにしましょう。
文字をしっかりとチェックすることは、失礼な行為を避ける意味でも大切なのです。
チェックが不十分な場合、誤った表記が広まってしまうことがあります。
また、次から仕事をもらえなくなってしまうことも考えられます。
正しい表記の原稿を仕上げることは、正しい表記を伝え、仕事を続けていくためにもとても大切ですから、文字が正しいかどうかをしっかりと確認をしていただければと思います。
どうしたら、間違いを防ぐことができるのでしょうか?
ここでは、間違いを防ぐためのポイントをご紹介します。
(1)間違いやすい旧字体を覚えておく
(2)資料やインターネット、書籍などから正しい表記を確認する
(3)確認の際、文字を拡大して表示しておく
上記のようにして、しっかりとチェックを行うのもよろしいのではないかと存じます。
特に文字を拡大する方法は、個人的にお勧めです。
<マウスやトラックパッドを使った文字の拡大・縮小方法>
以下のリンクでは、マウスやトラックパッドを使った文字の拡大・縮小方法が紹介されています。
必要に応じてクリックしてみてください。
Windowsの場合:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20110427/359958/?rt=nocnt(ITProさまのページに飛びます)
Macの場合:http://inforati.jp/apple/mac-tips-techniques/system-hints/how-to-use-the-zoom-function-of-macos.html(Inforatiさまのページに飛びます)
個人的には、文字を大きく拡大して見たことで間違いに気付きやすくなりました。
目の疲れが減ったことも、ありがたかったと思います。
今回は『旧字体の表記にご用心ください』というテーマでお話をいたしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、あなたの何かに役立てば幸いです。
ほかにも表記についてまとめた記事をご用意しておりますので、合わせてお読みいただけたらうれしいです。