USBフットスイッチを使おう!そうすればテープ起こし・文字起こし作業が楽に早くできる

こんにちは、カナ文字工房です。
今回は「USBフットスイッチを使おう!そうすればテープ起こし・文字起こし作業が楽に早くできる」というテーマで、どんなものを使っているかということと、設定方法についてお話を進めたいと思います。
このテーマを読んで、フットスイッチって何?とあなたは思われたのではないでしょうか。
私も以前はPC入力作業にUSBフットスイッチを使うなんて考えたこともなく、手だけで入力してました。
2016年1月よりUSBフットスイッチを使うようになってから、とても仕事が速くなりました。
多くのフットスイッチは壊れやすいのですが、私が使っているものは購入後数年した今でも、正常に使うことができています。
せっかくお金を出して機材を買うのですから、長持ちするものを使うのは大事なことかと個人的に思います。
この記事を読むと、私が使っているもの限定ではありますがUSBフットスイッチの設定方法やテープ起こし・文字起こし以外の使用例が分かりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらうれしいです。
動画もアップしましたので、もし動画でご覧になりたい方は記事最後のほうに載せておきますので併せてご活用いただければうれしいです。
【使用しているフットスイッチ】
使用しているのは、OlympusのRS27-Hです
このフットスイッチは、真ん中と左右、合計三つのスイッチがあります。一つ買うと三つのスイッチがついてくるので、お得な気がしました。MacでもWindowsでも両方とも使えるため、どんな人にも使える大変魅力的な製品です。
実際に使ってみたところは、こんな感じです。
OLYMPUS フットスイッチ RS27H
で利用可能な書き起こしソフト
私自身が確認したもの
・Youtubeのショートカットキー(厳密には書き起こしソフトではないですが、Youtubeから書き起こしする案件もあるため、表示しています)
ネット上で確認したもの
【フットスイッチにキーの割り当てを設定するソフト】
OlympusのRS27-Hは、DSS Player Standard – Transcription Module
とExpress Scribe
というテープ起こし・文字起こしソフトで特別な設定をせずに利用できます。これらのソフトでは、設定する必要なく、以下の設定になっていました。
真ん中のスイッチ:再生・停止、
左のスイッチ :巻き戻し
右のスイッチ :早送り
また右、左、真ん中のスイッチにPCキーボードの複数のキーの信号を設定することで、ほとんどのソフトで利用可能です。
フットスイッチの設定は、専用のソフトFoot Switch Configuration Tool(フリーソフト)で設定可能です。
このソフトを使えば、キーの設定はいくらでもやり直しができます。
ダウンロードはこちらからどうぞ。(Olympusのダウンロードページに飛びます)
設定手順
設定のやり方を、こちらで使っている例で説明してみましょう。
1 Foot Switch Configuration Toolを起動します。
2 起動すると、設定ウインドウが開きます。
3 LEFT、CENTER、RIGHTのスイッチに、それぞれ設定をしてみましょう。「新しいテンプレート」をクリックします。
4 テンプレートを保存するためファイル名を設定し、保存をクリックします。
例として、ここではファイル名を「テスト」としています。
5 「テスト」というテンプレート名が保存されました。
6 さあ、いよいよキーの設定開始です。矢印が現れ、クリックしたスイッチのショートカットキー欄が選択されます。例として、ここではCtrlキー+Bキーを設定してみます。
7 ctrlキーとBキーを押すと、画面のようになります。フットスイッチを踏んだらどんな操作になるかを選びましょう。
Single⇒割り当てたキーを1回押したのと同じになる
Double⇒割り当てたキーを2回連続で押したのと同じになる
Long⇒割り当てたキーを押し続けるのと同じになる
8 もし間違ってしまったら、矢印の中の「×」印を押せば設定し直しができます。
9 真ん中のスイッチも、右のスイッチにも同様にしてキー設定を行います。
ちなみに、こちらでは次のように設定しています。
左のスイッチ :Ctrl+B
真ん中のスイッチ:Ctrl+Space
右のスイッチ :Ctrl+N
全て踏み続けていても、キー操作を1回だけしたのと同じようになるように設定しました。
10 設定が終わったら、「フットスイッチに適用」をクリックします。
11 「フットスイッチの設定が完了しました」とメッセージが表示されます。これで、フットスイッチの設定は終わりました。
動画でも公開していますので、併せてご活用くださるとうれしいです。
フットスイッチを導入したきっかけ
私がフットスイッチを導入したのは、手の腱鞘炎に悩んだことがきっかけでした。
最初に足を使うことを考えたとき、フットスイッチの代わりに不要になったPCキーボード2台を使って足で踏んでいました。
それぞれのCtrlキー、Sキー、Bキー、F12キーだけを残し、あとのキートップを外して使用したところ、左手小指の腱鞘炎は防げるようになりました。
しかし、この方法では、冬に室内履きを履くとうまく操作できませんでした。
使わなくなったPCキーボードを廃物利用できるかなと期待したですが、残念な結果となりました。
そこで冬場になると足先が冷えて困るという状況を解決するため、思い切ってフットスイッチを購入したのです。
フットスイッチ、RS27ーHを使ってみた感想
PCキーボードを手で入力していたときよりも作業能率がアップしました。
処理できる時間が、当事務所比で10パーセント以上短くなりました。
個人的には、音声を片足で操作できることが処理速度アップした要因かなと思っております。
おまけに、肩こりがしにくくなったように思います。
もし、あなたの作業環境にフットスイッチを導入できるのであれば、フットスイッチを使ってみるのは一つの方法かと思います。
手も足も使えば、さらに入力速度をアップできることは間違いありません。
お勤めの方は、職場に導入できるかどうかを必ず確認してください。
職場によっては、導入してはいけないと言われることもあります。
フットスイッチに興味のある方は、以下のリンクをクリックしてみてください。
またキーボードもタッチの軽いものにすると、さらに効率よく作業することができます。
興味のある方は、以下のリンクをクリックしてみてください。
手元で音声の再生コントロールをしたい方は、ゲームパッドをお使いになるのもおすすめです。
テープ起こし・文字起こし以外での使用例として、私の場合、Zoomでマイクやビデオのオン・オフをフットスイッチに割り当てています。
ワンアクションで操作できるので、便利です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、あなたのテープ起こし・文字起こしに環境を少しでも改善するお手伝いができれば幸いです。