テープ起こし作業のように目立たぬことほど、書籍、雑誌、記事作成などの土台となっている

By   2018年8月13日

こんにちは、カナ文字工房の関 香奈枝です。

今回は「テープ起こし作業のように目立たぬことほど、書籍、雑誌、記事作成などの土台となっている」というテーマで、話を進めていきます。

私は、テープ起こしの仕事を始めて(2018年8月13日現在で)5年が経過しようとしています。この仕事はまさに黒子といえるでしょう。いってみれば、“影の仕事人”でしょうか。

なぜ黒子なのでしょう?その理由は、厳しく守秘義務が課せられているからです。堂々と「この作品を手がけました」「この人の音声を起こしました」と公表することはできません。ましてや、どんな音声の内容だったかを人に話したり、書き起こした原稿を人に見せたりするなどもってのほか。口が堅くなければ、この仕事はできません。

この仕事を始めて初期の頃、黒子であることを悲しく感じてしまうことがよくありました。人から職業を聞かれると「テープ起こしと聴覚障害者用日本語字幕制作です」と話すのですが、どの方にも必ずといっていいほど「?」という反応をされてしまいます。理由はよく分かりませんが、なぜか怪しいと思われてしまうようです。最近でこそ「ああ、テレビに字幕が付いてますよね」「記録を作る大事なお仕事ですよね」と言ってくださる方もいるようになりましたが……。中には「内職ですよね」という声もあります。職業について聞かれるとき、自分の仕事は人々に認知されていないことを実感し、悲しくなります。

でも、いつまでも悲しみにひたっているわけにはいきません。締め切りはありますし、何より生活していかなければならないのですから。そんなとき、私はかつて中学時代に入っていた吹奏楽部の顧問教諭から聞いた話を思い出し、頭の中を切り替えていきました。

吹奏楽部の顧問教諭の話

「器楽合奏のパート分けすると、必ずといっていいほどメロディーを奏でる楽器に希望者が集中する。どんな人でも、目立って他人から見て分かりやすいことをしたいものなの。でも、音楽で本当に大事なパートは打楽器や低音楽器よ。音楽はピラミッドのようなものなの。低音楽器と打楽器、これらの楽器は全ての音楽の土台なんだから、目立たないからつまらないとか、自分はこんな楽器でなどと言わず、自信を持って演奏しなさい」。

確かに低音楽器と打楽器の演奏がしっかりしていなければ、曲は曲にならないことが演奏してみて実感できました。どのパートが抜けても、不完全な感じがするのです。この体験から、低音楽器や打楽器は目立たないけど必要不可欠なのだと実感したのを、今でもはっきりと覚えています。

書き起こしにしても、同じことが言えるでしょう。作業自体、音声を聞いてはコツコツと入力していくという、大変地味なものです。また、書き起こし原稿はほかの人によって編集されたのちに利用されるので、そのままのかたちをとどめておくことはありません。しかし表記や字数制限などをしっかりと守って作業することにより、書き起こし原稿を活用する人々にとってしっかりとした土台となることも事実です。

まだまだ未熟者の私ですが、しっかりとした表記を心がけていきたいです。手がけた書き起こし原稿が、誰かの目的の土台となれるように。

今回も、最後までお読みいただきましてありがとうございました。この記事が、あなたの何かに役立てば幸いです。

こちらでは以下の方々へ、テープ起こし代行サービスと字幕制作サービスを提供しております。

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About 関 香奈枝

自己紹介 1977年11月、神奈川県横浜市生まれ。 地方公務員として保健所勤務、派遣社員として病院勤務を経て2013年9月起業。取材や講演会、セミナーなどの音声を文字化し、それらを活用したい人々に向けて文書を制作している。 前職の経験を生かし、医療系、行政系を得意としている。 趣味は洋裁、読書。

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